フットボールチャンネル

なでしこジャパン、古賀塔子がオランダで実感した成長とは? DFの選手でも「点を取りたい」と意欲

text by 編集部 photo by Getty Images

なでしこジャパン・WEリーグ 最新ニュース

フェイエノールトに所属する19歳のなでしこジャパン(サッカー日本女子代表)DF古賀塔子
【写真:Getty Images】

なでしこジャパン、古賀塔子がオランダで実感した成長とは?

 オランダ・エールディビジ女子のフェイエノールトに所属する19歳のなでしこジャパン(サッカー日本女子代表)DF古賀塔子は12日、オンラインでの取材に応じた。JFAアカデミー福島を卒業後にオランダへ行き、今はそこでの成長を実感している。将来有望なDFは貪欲にゴールも狙っているという。

 2022年に行われたFIFA U-17女子ワールドカップに出場した古賀は、2023年6月のFIFA女子W杯に臨むなでしこジャパンのトレーニングパートナーに選出。その後、2023年12月のサッカーブラジル女子代表戦のメンバーに高校生ながら初招集されている。

 パリ五輪も経験し、今年2月のアメリカ遠征では、決勝点を挙げて、サッカーアメリカ合衆国女子代表を撃破。オランダへ旅立ち、ここ数年で成長を遂げているのは確かだ。

 古賀は「代表ではもっと上手い選手とか、頭のいい選手がいる中で、自分も技術の部分で成長しなければいけないなと思います。オランダはもっとフィジカル的なサッカーなので、両方成長できるところがあると思います」と海外での経験について語った。

 普段はセンターバックやサイドバックでプレーするが、オランダに来てボランチでも起用された。「チームの状況もあって、ボランチでもプレーしましたが、今季はCBでプレーするようになって、監督からもビルドアップで1つ持ち出して、攻撃に参加することが求められている」とフェイエノールトでの役割についても話した。

 今季のリーグ戦は残り1試合のみ。ここまで20試合に出場し、DFながら3ゴールを記録している。得点への意識について「もともと小学校のころはFWをやっていて、点を取りたいとは思ってますし、後ろから狙ってゴールを決められるなら、そこはいいと思うので、ずっと狙っているところです」と意欲を示している。

 オランダでは、「1対1で守るというのが多いので、そこで負けたら失点に直結する部分ですし、そこは頭も使いながら、自分より大きい選手に対してしっかり峙することは求められています。ビルドアップの部分でも、自分が持ち出してボランチのような役割をして、ゴール前まで繋げてほしいというところは求められているところ」と、高い強度でのプレーを要求されているようだ。

 今月末から6月にかけてブラジル遠征が組まれており、古賀の成長を見せる舞台ともなるだろう。果たして、アウェイでどんなプレーを見せてくれるのだろうか。

(取材、文・構成:折原亘)

1 2

KANZENからのお知らせ

scroll top
error: Content is protected !!