移籍を躊躇する理由はないだろう
小杉は、U-15から、U-19まで、各年代別代表には名を連ねてきたが、A代表への招集歴はまだない。FIFAワールドカップ26(W杯)を控えているが、この点に関しての移籍によるリスクはない。むしろ、アタランタで活躍となれば、フル代表入りに向けて大きなアピールとなる。移籍を躊躇する理由はないだろう。
アタランタが、来季に向けて補強が噂される左サイドのウィンガーには、バルセロナからコモにレンタルされているアレックス・バジェがいる。それから、アタランタは、下部組織にプリマヴェーラだけでなく、23/24からセリエCに参入しているU23のチームも所有する。
ここから、ピックアップされる選手も出てくる可能性もある。左サイドのウィンガーでは、ロレンツォ・ベルナスコーニが、この弟分のチームで主役を担った。190cmと長身の21歳で、3ゴールに8アシストと、非凡な攻撃力を持つ。
フランチェスコ・モデストが指揮するチームは、トップチームと同じ3-4-3を採用していることもあり、戦術的理解度では、この21歳にアドバンテージがある。
移籍情報サイト『Transfermarkt』での小杉の推定評価額(2024年12月20日時点)は、200万ユーロ(約3.2億円)と非常に格安だ。2023年夏にはアルメリアからエル・ビラル・トゥーレをクラブ史上最高額の3000万ユーロ(約48億円)を費やして獲得(VfBシュトゥットガルトにレンタル中)。またウェストハム・ユナイテッドFCからはジャンルカ・スカマッカを2500万ユーロ(約40億円)で、昨夏にはジェノアからマテオ・レテギを2200万ユーロ(約35.2億円)もの移籍金を支払って獲得している。
