MF:久保建英(くぼ・たけふさ)

【写真:Getty Images】
生年月日:2001年6月4日
所属クラブ:レアル・ソシエダ(スペイン)
推定年俸:250万ユーロ(約4億円)
24/25リーグ戦成績:35試合5得点0アシスト
今回ピックアップした欧州日本人選手の中で、最も高額な給料を手にしているのが久保建英だ。だが、レアル・ソシエダの攻撃が久保の閃きと技術力によって成立しているという側面を踏まえると、現在の給与でも十分とは言えない。
久保がソシエダで手にしている推定年俸は250万ユーロ(約4億円)。これを「高い」と見るか「安い」と見るかは、人によって意見が分かれるところかもしれない。
ただ、先にも述べたように、ソシエダの攻撃が久保の個人能力に依存している部分を多分に含むという事実を重視するのであれば、二択の答えは「安い」になるだろう。
現地時間5月18日に行われたラ・リーガ第37節のジローナ戦でも、久保はハイレベルなプレーを披露。鋭い仕掛けでPKを誘発し、決まっていれば伝説となっていたであろう豪快なダイレクトボレーを放った。
3-2で勝利したチームに大きく貢献した久保に対して、地元紙『ノティシアス・デ・ギプスコア』は「最高の選手であり、悲しいシーズンを救う唯一の選手。常に努力し、消えることなく、勇敢だった」と称賛を送る。背番号「14」が、11位と消化不良のシーズンを送るソシエダの“一筋の光”であることを強調した。
今夏の移籍市場で、久保の去就は大きな注目を集めることになる。スペイン国内のビッグクラブ、もしくはプレミアリーグ方面への転身が実現すれば、給与額は飛躍的に伸びるはずだ。これまではソシエダと相思相愛の関係性だった久保だが、さらなる高みを目指す段階に来ているのかもしれない。
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