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山本柚月がなでしこジャパン初招集
日本サッカー協会(JFA)は20日、サッカーブラジル女子代表戦に臨むなでしこジャパン(サッカー日本女子代表)のメンバーを発表した。WEリーグの日テレ・東京ヴェルディベレーザに所属するFW山本柚月が初選出。U-20女子ワールドカップでは、浜野まいかのゴールをスーパーアシストでお膳立てしている。
ベレーザでは、主にウィングバックとしてプレーしているが、今回はDFとして選出。ニルス・ニールセン監督も右サイドバックで起用することを示唆している。本来は攻撃的な選手であり、右サイドが主戦場。チームではシャドーの一角でもプレーし、正確無比なキックとドリブルを武器にチャンスを創出することができる。今季のWEリーグでは22試合で8得点を奪い、年間最優秀選手賞(MVP)を受賞した。
山本は2022年に行われたFIFA U-20女子ワールドカップに出場し、3ゴールを記録。惜しくも決勝でU-20スペイン女子代表に敗れるが、チームの準優勝に貢献した。準決勝のU-20ブラジル女子代表との一戦では、圧巻のプレーを見せた。
30分にゴールを決めた山本は、1-1の同点で迎えた84分にペナルティエリア手前でボールを受けると、相手のチェックにも動じず反転からループでパスを供給。これに反応した浜野まいかがループシュートで決めている。スーパーアシストからのスーパーゴールが決まっている。
初招集の山本は、怪我で離脱中の清水梨紗が代表でも背負っていた2番を着用する。ベレーザの偉大な先輩の背番号を付け、ブラジルでどんな魔法を見せてくれるのだろうか。