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久保建英、新天地への移籍は濃厚か

　今夏の移籍が噂される23歳の日本代表MF久保建英に関して進展があったようだ。契約解除金に設定された6000万ユーロ（約96億円）のオファーが提示されない限り、どのチームとも交渉に応じるつもりはないとの方針をレアル・ソシエダが示した。スペイン紙『フィカジェス』が27日に報じている。

　久保は2022年7月にレアル・マドリードからソシエダへ完全移籍して以降、チームの主力として活躍していた。今季は公式戦52試合に出場し7得点4アシストを記録している。ソシエダとの契約は2029年6月まで残っているが、たびたび移籍の噂が浮上し、サウジアラビアのクラブから高額オファーが届いたこともある。その時は拒否した久保だが、今回はプレミアリーグ行きの可能性が高まっており、夏にもソシエダを離れるとの見方が強まっていた。

　その状況を受け、ソシエダも久保の売却に向けて明確な姿勢を示したようだ。同紙によると「プレミアリーグを中心に関心が高まっている」とし、「クラブ側は契約解除金全額を支払う以外に放出の選択肢はない」という。逆に言えば、それだけ出せるクラブなら交渉の余地があることを意味する。そして、巨額のお金が必要であることから、おのずと移籍先は資金力が豊富なビッグクラブに限られるだろう。久保も移籍に備えて代理人事務所を変更したとの情報が出回っており、いよいよ新天地へ行く準備が整ってきたかもしれない。

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