なでしこジャパン・WEリーグ　最新ニュース

谷川萌々子はサッカーブラジル女子代表戦で活躍なるか？

　なでしこジャパン（サッカー日本女子代表）は日本時間31日と6月3日にサッカーブラジル女子代表と対戦する。所属するマンチェスター・シティWFCで今季フル稼働だったMF長谷川唯が不参加となり、期待がかかるのはバイエルン・ミュンヘンに所属する20歳MF谷川萌々子の活躍だ。

　当初、メンバーに選出されていた長谷川だったが、コンディション不良により不参加が決定し、アメリカ・ナショナル・ウィメンズ・サッカーリーグ（NWSL）のワシントン・スピリットに所属するMF三浦成美が追加招集された。

　なでしこジャパン対ブラジル女子代表の一戦で記憶に残っているのは、パリ五輪で途中出場からPK獲得と劇的逆転ゴールを決めた谷川だ。あのロングレンジからのシュートは、JFAアカデミー福島やU-17日本女子代表時代にも、何度も決めていた得意の形である。

　そんな谷川がパリ五輪より前に世界に衝撃を与えたプレーがあった。2022 FIFA U-17女子ワールドカップ準々決勝のU-17スペイン女子代表戦にスタメン出場すると、66分に先制点を奪う。クリアボールを相手陣内のセンターサークル付近で拾うと、ワントラップから左足を振り抜く。ボールはクロスバーを叩いてゴールに吸い込まれた。

　衝撃のスーパーゴールは世界のサッカーファンを沸かせた。2007年のU-17W杯で柿谷曜一朗が見せた超ロングシュートを彷彿とさせるようなプレー。得意のロングレンジからの一撃でU-17日本女子代表に先制点をもたらした。その後、U-17スペイン女子代表に逆転され、準決勝進出を果たすことができなかった。

　なでしこジャパンの中心選手である長谷川の不参加は痛手だが、谷川の活躍に期待が高まる。