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谷川萌々子のバイエルン・ミュンヘン初ゴール！

　なでしこジャパン（サッカー日本女子代表）は日本時間31日と6月3日にサッカーブラジル女子代表と対戦する。マンチェスター・シティWFCに所属するMF長谷川唯が不参加となる中、バイエルン・ミュンヘンの20歳MF谷川萌々子の活躍に大きな期待がかかる。

　今回のブラジル遠征に臨むメンバーに選ばれた長谷川だったが、コンディション不良により辞退。代わりにアメリカ・ナショナル・ウィメンズ・サッカーリーグ（NWSL）のワシントン・スピリットMF三浦成美が追加招集されている。

　ブラジル女子代表戦で期待がかかるのは、パリ五輪の逆転勝利を収めた試合でヒロインになった谷川だ。途中出場からPKを獲得し、決勝ゴールを決めてチームの勝利に貢献。今回の試合でリベンジを狙う相手も20歳のMFを警戒してくるはずだ。

　そんな谷川が今季から復帰したバイエルンで初ゴールを決めたのが、2月13日に行われた女子DFBポカール準々決勝のアイントラハト・フランクフルト・フラウエン戦。レンタル先のローゼンゴード（スウェーデン）から戻ってきた日本人MFは、1点ビハインドの85分に途中出場を果たした。

　90分にチームがゴールを奪って迎えた延長前半3分、谷川はコーナーキックのこぼれ球を拾い、ペナルティエリア左を抜け出すと、高速クロスでアシストを記録した。ドイツで初アシストを決めた後すぐに、谷川が初ゴールを決める。

　延長前半14分、相手陣内でボールを受けると、卓越したスキルで相手をかわしてペルニレ・ハーダーとのワンツーで抜け出す。ペナルティエリア手前で切り返して相手をかわし、最後は左足のシュート。これがクロスバーに当たり、鮮やかにゴールに吸い込まれた。途中出場した千葉玲海菜とのなでしこジャパン対決を制し、バイエルンが4-1で勝利している。今季は途中加入でこの得点のみに終わったが、来季はさらなる活躍を期待したい。

　長谷川が不参加の中、ブラジルの地で中心選手として躍動する姿が見られるのだろうか。