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【写真:編集部】
リバプールで3年目のシーズンを終えた長野風花
なでしこジャパン(サッカー日本女子代表)のMF長野風花は24日、日本サッカー協会(JFA)とクレディセゾンが共同開催する「夢を叶えるプロジェクト」に参加し、同じ代表のMF宮澤ひなたらと一緒にサッカー教室を行った。あす31日と6月3日に行われるブラジルとの親善試合を前に、今季を振り返り、気持ちを新たにしていた。
「中々こうやって子どもたちとサッカーする機会ってあるようでないので、きょうは楽しい時間を過ごさせてもらって本当に感謝してます」
子どもたちを中心とした参加者とのサッカーを純粋に楽しんだようだ。「楽しそうにプレーしていた姿だったり、私たちが何かアドバイスしたら、それをすぐ実践してチャレンジしてる姿は私も勉強になりました」と刺激ももらった。
あす30日、6月3日にはブラジルとの親善試合が組まれている。ブラジルはFIFA女子ワールドカップ2027(W杯)の開催国だ。
「このタイミングでブラジルっていう国と、しかもブラジルでできるっていうのは本当にすごく私たちにとって大切な時間だと思うので、絶対に無駄にせず、チームとしてしっかりチャレンジして、内容と勝利っていうところにフォーカスしてやっていきたいなと思います」
長野はイングランド女子スーパーリーグの名門・リバプールに所属。今季リーグ戦は7位で終わった。「今シーズンは本当にチームとしてもすごく難しかったシーズンでもあったんですけど、個人としても中々うまくいかない時間帯っていうのもあって、本当に苦しい時間を経験しながら、少しずついろんなことにトライしたシーズンだったなと思います」と3年目のシーズンを振り返った。
今季、12名の日本人選手がプレーするイングランドは、なでしこジャパンメンバーが最も多くプレーする国になっている。「(宮澤)ひなとかも家が近いですし、(マンチェスター・)シティ組だったり、エバートンのほのちゃん(林穂之香)も近いんで、試合が終わった後は一緒にご飯食べたりして、お互いのチームの状況を話したりとか。ただ単においしいご飯を食べて、高め合って、励まし合いながらやってます」と良い関係性を築いているようだ。
それは代表活動にも還元されている。
「各々が自分のいるところで頑張りながら、いろんなことを吸収しながら、それぞれの場所で頑張ってると思うので、本当に今、海外でプレーしてる選手が増えて、ちょっと前に比べると海外のチームと対戦する時にも、みんな少し余裕が生まれてたりだとか、少し慣れてる部分はあるなっていうのはすごくプレーしながら感じてます」
怪我からの復帰、主戦場のアンカー以外でのポジションでのプレーなど、様々なことを経験したことで成長を感じている部分もある。
「私は本当に第一の守備のところでの対応っていうところをテーマとして取り組んできてる中で、自分の前(のスペース)が見つけられて、しっかりボールを奪えるシーンっていうところも増えてきたので、そこを高めるところはまだまだ継続しつつ、もっと上手くなりたいです」と今季つかんだものを経て、代表活動に臨んでいく。
(取材・文:編集部)
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【了】