海外日本人選手　最新ニュース

【写真：Getty Images】

延長戦終了間際にスーパーゴールが生まれる

　フランス・リーグアンの昇降格プレーオフ2ndレグ、スタッド・ランス対FCメスの試合が現地時間29日に行われ、メスが3-1で勝利した。この試合に勝利したことで、メスは1年での1部リーグ復帰を果たしている。メスMFゴティエ・ハインは、延長戦の終了間際に衝撃のゴールを決めて昇格に大きく貢献した。

　1stレグは1-1の引き分けに終わっており、昇格のためには勝利が必須だったメス。なお、S・ランスに所属するサッカー日本代表MF伊東純也、MF中村敬斗は先発出場し、DF関根大輝はベンチスタートとなった。　

　前半は両チームともにチャンスは作るものの得点までには至らず、スコアレスで試合を折り返した。すると、57分、伊東のアシストでMFアンジュ・マルシャル・ティアがゴールを決めてS・ランスが先制する。1点を追う展開となったメスは、78分にDFマテュー・ウドルがゴールを決めて同点に追いついた。90分で決着はつかず、試合は延長戦に突入する。

　すると、110分、MFハインのヒールパスから、MFアルファ・トゥーレが勝ち越しゴールを決めてメスが2-1とリードした。さらに、114分、この試合を決定づけたスーパーゴールが生まれる。

　S・ランスのロングボールを弾き返したメスは、MFイドリッサ・グエイェが素早く回収して前線のハインにパスを通した。S・ランスはチーム全体が前がかりになっており、GKイェヴァン・ディウフもペナルティエリアを飛び出していた。その隙を見逃さなかったハインは、ピッチ中央付近で左足を一閃。イェヴァン・ディウフが懸命に戻るも、ハインのシュートはネットを揺らしている。

メスの勝利、そして昇格を決定づける衝撃的な一撃だった。そのまま試合は終了し、メスが3-1で勝利。合計スコア4-2で、1年ぶりとなるリーグアン復帰を決めた。