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【写真:Getty Images】
なでしこジャパンが敗北
サッカーブラジル女子代表対なでしこジャパン(サッカー日本女子代表)の国際親善試合が、ブラジル・サンパウロで現地時間30日に行われた。試合は、なでしこが1-3で敗れている。昨年12月にニルス・ニールセン監督が就任してから無敗を維持していたなでしこだったが、ブラジルに初敗北を喫した。
昨夏に開催された、パリ五輪のグループステージで激突して以来の一戦。立ち上がりからブラジルがボールを保持する展開が続き、なでしこはCB熊谷紗希を中心に懸命な守備を見せた。
すると、11分、カウンターからFW藤野あおばがFW田中美南へスルーパス。抜け出した田中がGKをかわしてネットを揺らした。しかし、直前にDF南萌華がブラジルFWドゥディーニャを倒してしまったことで、VARによりゴールは取り消し。ブラジルにPKが与えられた。しかし、FWケロリンがPKを外して、なでしこはピンチを脱する。
迎えた28分、自陣でボールを奪われてしまうと、ドゥディーニャに先制ゴールを決められてしまった。さらに、42分にもドゥディーニャが追加点を決めて、なでしこは0-2で前半を終えている。
まずは1点を返したいなでしこだが、55分に再び失点してしまう。FWジョバナ・ケイロスがピッチ中央付近からドリブルで持ち上がり、ケロリンへクロスを送る。逆サイドのケロリンはフリーとなっており、GK山下杏也加をかわしてゴールに流し込んだ。
70分、ハンドでPKを獲得したなでしこだったが、キッカーのMF長野風花のシュートはブラジルGKロレナに止められてしまう。試合はそのまま終了するかに思われたが、89分に途中出場の清家貴子がゴールを決めて2点差に詰め寄った。しかし、反撃はそこまで。
試合はそのまま終了し、なでしこは1-3でブラジルに敗れた。ここまでニールセン監督体制では無敗を維持していたが、課題の残る初敗北を喫している。