2位:バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)
【写真:Getty Images】
今季リーグ成績:25勝7分2敗(1位)
PK獲得数:10回
2位には、ヴァンサン・コンパニ新監督の下で2季ぶりにブンデスリーガを制したバイエルン・ミュンヘンがランクインした。
昨シーズンは無敗優勝のバイヤー・レバークーゼンとシュツットガルトを下回る3位でのフィニッシュと、彼らの基準からすると大失敗の1年間だった。プレミアリーグでバーンリーを残留させることができなかったコンパニを新指揮官に招聘する思い切った監督交代が、結果として成功したと言って良いだろう。
クラブの伝統である超攻撃的なサッカーはコンパニ新監督の下でも健在。すでに充実していた前線にミカエル・オリーズが加わったことで創造性がさらに増し、チームはリーグ最多となる99ゴールを決めた。
敵陣でプレーする機会が増えればPK獲得数も同時に多くなるのは必然的。オリーズやジャマル・ムシアラ、レロイ・ザネのような強力アタッカー陣をボックス内で止めることは至難の業で、今季は昨季の2倍にあたる10回のPKを獲得した。
バイエルンにとって大きいのは、このチャンスを確実に決める選手がいること。エースのハリー・ケインは昨季から今季終了にかけての公式戦にて、21試合連続でPKを沈めており、今季のリーグ戦でも9回の機会を全て決めた。
1本外したのは、ケインがベンチスタートだった第25節ボーフム戦。結果的に最下位で降格となった相手に、キッカーを務めたセルジュ・ニャブリが外してしまい、2-3で敗れていた。