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ブラジル女子代表に2連敗

　なでしこジャパン（サッカー日本女子代表）は現地時間2日、国際親善試合でサッカーブラジル女子代表と対戦し、1-2で敗戦した。第1戦に続き、第2戦も落としてしまった。マンチェスター・シティWFCに所属するMF長谷川唯は、やはりなでしこジャパンには必要不可欠な存在だ。

　第1戦では、宮澤ひなたと長野風花がボランチに入り、谷川萌々子がトップ下に起用された。ワントップに入った田中美南もポストプレーでリズムを作ろうとしたが、なかなか縦パスが供給されず。ブラジル女子代表の強度の高いプレスに屈していた場面があった。清家貴子のゴールで一矢報いるも、1-3で敗戦している。

　第2戦は、なでしこジャパンの効果的なプレスとカウンター攻撃が相手を苦戦させた。後半開始早々の清家のゴールで先制したが、オウンゴールで失点すると、相手の高速カウンターから失点。前半から良い守備を見せていたディフェンス陣に攻撃陣が応えることができず。2点、3点を取るチャンスはあったが、終盤の失点に泣いた。

　長谷川はコンディション不良により不参加。“たられば”になってしまうが、出場していれば、違う結果になっていたかもしれない。

　そんな長谷川が今季のシティでリーグ戦初アシストを記録したのが、現地時間3月2日に行われたアウェイでのトッテナム戦。11分、藤野あおばのクロスからフィフィアネ・ミデマーが頭で合わせ、先制に成功する。しかし、ベサニー・イングランドに同点弾を奪われる。

　そして78分、日本人コンビでゴールを決める。右サイドのスローインを受けた長谷川は浮き球で絶妙パス。これに反応した藤野が右足トラップでかわしてから、左足のシュートを放つ。強烈なボールがゴールに突き刺さった。絶品アシストから藤野のスーパーゴールが生まれている。

　なでしこジャパンは、現地時間27日にスペイン女子代表と対戦する。UEFA女子ユーロを控える相手と対戦できる絶好の機会。パリ五輪で敗戦した相手との一戦で、長谷川は活躍を果たすことができるのだろうか。