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マジョルカ会長が明確にした上位進出に向けての課題
スペイン1部、ラ・リーガに所属するマジョルカは28日、グローバルメインスポンサーである日本企業の株式会社タイカとの契約延長を発表した。マジョルカのアンディ・コールバーグ会長は、ヨーロッパで活躍する日本人選手の印象や、今季のチームの戦いについて振り返り、来季チームが強化すべきポジションについて自身の見解を示している。
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会見に出席したマジョルカのアンディ・コールバーグ会長は、近年続々とヨーロッパの舞台に活躍の場を移す日本人選手について、「様々なヨーロッパの国でプレーしているというのも一つの注目点で、日本の選手は、より進化していると感じる。ワールドカップを見ても、日本の国際舞台での活躍は注目されている」とレベルの高さに触れた。
マジョルカは大久保嘉人、家長昭博、久保建英、そして今季加入した浅野と、ラ・リーガでは最も多く日本人選手が所属した、日本とは非常に馴染み深いクラブである。コールバーグ会長は、「今までマジョルカに過去4人の日本人選手が所属してきたが、特徴としては速くてテクニックがある。縦に速いサッカーも対応できて、彼らのような選手をチームに迎えられるのは誇りに思う」と日本人選手が持つスペインでの可能性についても言及した。
今季リーグ序盤は好調な戦いを演じたマジョルカだが、後半戦はわずか4勝にとどまるなど不調が続き、最終的に10位でシーズンを終えた。年間を通して好不調の波が激しかった点について、「前半戦は非常に良い戦い方ができたと思っている。30ポイントを獲得したので、その勢いを保ちたかったなというのは一つ意見としてある」と振り返った。
その一方で、セルタやラージョ・バジェカーノといったスペイン国内では比較的予算規模の少ないクラブが、ヨーロッパコンペティションの出場権を獲得したこともあり、来季のマジョルカにかかる期待は大きい。
ただ、今季のマジョルカはラ・リーガで3番目に少ない得点数を記録するなど、得点力不足に苦しんだ。上位進出に向けて、攻撃力の強化は最優先課題である。
コールバーグ会長は「ダイナミックな選手、スピードがある選手をウインガーなどに置けたら良いのではないか」と来季の補強ポイントを明確にしたこともあり、浅野のラ・リーガ2シーズン目は激しいポジション争いが予想される。
(取材・文:佐藤彰太)
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