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【写真:Getty Images】
ヤマルとメッシの不思議な共通点
スペイン・ラ・リーガのバルセロナに所属するスペイン代表FWラミン・ヤマルは、今季国内三冠を達成したチームで欠かせない存在となり、バロンドールの候補にも名前があがっている。UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)の公式SNSでは、クラブのレジェンドであるFWリオネル・メッシとヤマルの印象的なゴールを比較し、注目した。
CLのスペイン語『X』公式アカウントが比較したのは、19/20シーズンのCL決勝トーナメント1回戦2ndレグのナポリ戦でメッシが決めたゴールと、今季のCL準決勝1stレグでインテルを相手にヤマルが決めた一撃だ。
ナポリ戦でのメッシは、右サイドでボールを持つと2人に囲まれながらドリブルで突破。ペナルティエリア内に侵入すると、当時世界最高峰のDFと言われていたカリドゥ・クリバリ(現在はアル・ヒラル所属)を軽くいなして、最後は倒れ込みながらもカーブをかけたシュートでゴールを奪っている。
一方で、インテル戦でのヤマルも、右サイドでボールを受けると前進。ペナルティエリア内に侵入すると、警戒したインテル守備陣が距離を詰めたことでスペースがほとんどなくなってしまった。しかし、ヤマルは5人に囲まれながらもシュートを放ち、ゴールネットを揺らしている。
圧倒的なスキルでのドリブル突破、スペースのない状態からシュートまで持ち込む技術力の高さ、そしてボールが描いたゴールまでの軌道。ほとんど同じと言っても良いほど似通った2人のゴールだ。
すでに世界トップクラスの選手に成長したヤマルは、先輩であるメッシの後継者として、バルセロナの新たな黄金時代を築く主役となるかもしれない。