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サッカー元日本代表の本田圭佑、伝説の無回転FKを再び
サッカー元日本代表の本田圭佑が6月13日、39歳の誕生日を迎えた。これまで数々の偉業を成し遂げ、日本サッカー史に名を刻んできた存在だ。中でも、日本代表としてFIFAワールドカップ(W杯)に3大会連続で出場し、日本人として史上初めて3大会連続ゴールを記録した実績は、いまなお高く評価されている。
現役選手でありながら、現在はクラブに所属していない状況が続いているものの、本人はたびたびSNSなどで現役続行の意思を示しており、今後の動向にも注目が集まっている。また、近年は実業家としても精力的に活動しており、教育分野やスポーツビジネスなど多方面にわたって影響力を広げている。
そんな本田の代名詞といえば、やはり“無回転シュート”だ。2010年W杯南アフリカ大会での一撃は、日本サッカーファンだけでなく、世界中のサッカーファンをも唸らせた。グループステージ第3戦、決勝トーナメント進出を懸けたデンマーク戦。前半17分、本田はゴールから約30メートルの位置で得たFKのチャンスで、左足を振り抜いた。ボールは無回転で揺れながら飛び、相手GKの指先を掠めてゴール左隅へと突き刺さった。まさに芸術的ともいえるゴールであり、日本にとっても大会の流れを決定づける先制点となった。
この試合で日本は3-1と勝利し、決勝トーナメント進出を手繰り寄せた。本田は1ゴール1アシストの活躍で勝利に貢献し、「世界に衝撃を与えた日本人」として国際的な評価を一気に高めた。39歳となった今も、本田のあの一撃はW杯史に残る名場面として語り継がれている。