9位：ボタフォゴ（ブラジル）

監督：レナト・パイバ
2025リーグ戦成績：8位（5勝3分3敗）※14日時点
戦力値：79（攻撃力14,守備力16,選手層14,勝負強さ20,采配力15）

　大都市リオデジャネイロを本拠地とするブラジルの伝統クラブで、黒地に白い星が刻まれたエンブレムがトレードマークになっている。日本では元日本代表MF本田圭佑が所属したことでも知られるが、同選手が在籍していた2020年にカンピオナート・ブラジレイロ（全国選手権）・セリエAで最下位となり、セリエB降格を味わった。

　しかし、1シーズンでセリエA復帰を果たすと、2024年にはポルトガル出身のアルトゥール・ジョルジェ監督のもと、全国選手権で優勝。そして、コパ・リベルタドーレスでアトレティコ・ミネイロを破り、クラブ史上初の南米王者に輝くなど、大復活を遂げた。

　ただ、その後ジョルジェ監督はカタールのアル・ラーヤンに引き抜かれて、同じポルトガル出身のレナト・パイバを新監督に迎えた。[4-2-3-1]をベースに、チームを再構築している段階だ。

　主将でもあるMFマルロン・フレイタスが守備的MFとしてチームをまとめており、198cmのジャイル・クーニャがセンターバックとして多くの攻撃を跳ね返す。攻撃の中心はイゴール・ジェズスで、2列目からの仕掛けで、ゴールもアシストも狙える。

　大会前には日本代表MF伊東純也を獲得する噂も広がったが、インテルを退団したホアキン・コレアが滑り込みで加入。技巧的に開いてゴールを脅かす大型FWをどう組み込んでいくかが注目される。