8位:ユベントス(イタリア)

監督:イゴール・トゥドール
24/25リーグ戦成績:4位(18勝16分4敗)
戦力値:80(攻撃力15,守備力17,選手層16,勝負強さ16,采配力16)
“ビアンコネリ(白と黒)”などの愛称を持つ、イタリアきっての超名門は、FIFAクラブワールドカップの前身にあたるトヨタカップを1985年と1996年に制している。セリエA優勝34回など、イタリアで最も多くのタイトルを獲得しており、特に“カルチョポリ”(サッカー賭博に絡んだ大規模なスキャンダル)によるセリエB降格処分を乗り越えて、11/12シーズンからセリエAの9連覇を達成するなど、新たな黄金時代を築いた。
しかし、ここ数年は国内外のカップ戦を含めて苦戦傾向にあり、23/24シーズンのコッパ・イタリアが数少ない栄冠と言える。24/25シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)ではリーグフェーズで20位に沈むと、ラウンド16進出をかけたプレーオフではオランダのPSVに敗れて、早々の敗退となった。
そうした成績を見ても、欧州勢の中では優勝争いの有力候補とまでは言い難いが、熱血漢のイゴール・トゥドール監督が率いるチームにはまとまりがある。
コンパクトな[4-4-2]をベースにしており、パリ・サンジェルマンから途中加入した大型FWランダル・コロ・ムアニと20歳のトルコ代表FWケナン・ユルディズの2トップが司令塔マヌエル・ロカテッリなどと噛み合えば、G組の最大のライバルであるマンチェスター・シティを筆頭に、他クラブを苦しめることは可能だ。
また、ロカテッリと中盤を組むアメリカ合衆国代表MFウェストン・マッケニーにとっては母国で行われる世界大会。高いモチベーションで臨むはずだ。