7位:チェルシー(イングランド)

【写真:Getty Images】
監督:エンツォ・マレスカ
24/25リーグ戦成績:4位(20勝9分9敗)
戦力値:81(攻撃力16,守備力17,選手層17,勝負強さ15,采配力16)
FIFAクラブワールドカップ2021のチャンピオン。24/25シーズンのプレミアリーグは4位だが、タレント的なポテンシャルは今大会の優勝候補であるマンチェスター・シティらにも引けを取らない。
UEFAカンファレンスリーグ(ECL)では、決勝でスペインのレアル・ベティスを4-1で破り、欧州タイトルを獲得している。エンツォ・マレスカ監督はタレント集団にコレクティブな戦術を植え付けており、セネガル代表FWニコラス・ジャクソンと、リーグ戦15得点8アシストを記録したイングランド代表MFコール・パーマーの23歳ホットラインを中心に、迫力ある攻撃を繰り出す。
また、気鋭の大型サイドアタッカーであるノニ・マドゥエケやプレミアリーグ屈指のテクニシャンであるジェイドン・サンチョといった個性的なタレントが多彩な攻撃を可能としている。エクアドル代表MFモイセス・カイセドを軸とした中盤もボール奪取力、展開力を兼ね備えており、現役時代はクリエイティブなMFとして鳴らしたマレスカ監督のチームらしい、バリエーションある攻撃はチェルシーの魅力だ。
守備は脆さを垣間見せることもあるが、左利きの若きイングランド代表DFレビ・コルウィルが統率力を発揮できれば、短期決戦の世界大会で頂点まで駆け上がる期待はある。グループステージはまずまず恵まれた組分けとなったが、レオンの失格により最後の切符を勝ち取った地元MLS(メジャー・リーグ・サッカー)のロサンゼルスFCに足元をすくわれないように、着実なスタートを切りたい。