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スペイン女子代表と再戦へ

　日本サッカー協会（JFA）は17日に現地時間6月27日に行われるスペイン女子代表戦と7月9日に開幕するEAFF E-1サッカー女子選手権に臨むなでしこジャパン（サッカー日本女子代表）のメンバーを発表する。前回のパリ五輪で敗戦しているが、FIFA女子ワールドカップでは宮澤ひなたの活躍もあり勝利した。

　2024年7月25日に行われたパリ五輪・女子サッカー競技のグループC第1節でスペイン女子代表と激突し、13分に藤野あおばのFKで先制するも、1-2で敗戦した。女子W杯を制した世界女王からゴールを奪うことに成功したが、勝利が遠かった。

　しかし、その前に対戦したW杯ではなでしこジャパンが、大会で唯一優勝したスペイン女子代表に勝利したチームだった。2023年7月31日に行われた一戦では、2連勝同士でグループ首位通過をかけて戦った。

　開始12分に先制点が生まれる。左サイドで受けた遠藤純が前線へグラウンダーのボールを供給。これに植木理子が反応するが、その右側後方にいた宮澤がギアを上げ、ボールに追いつく。相手DFよりも先に触り、最後はゴール左に流し込んだ。

　抜群のスピードを活かした得点だった。遠藤のパスも完璧で、なでしこジャパンらしい先制弾だ。これで勢いに乗ると、29分に植木が追加点。さらに40分に宮澤がゴールを奪い、前半だけで3点を先行する。82分には田中美南がダメ押し弾を決め、4得点でこの試合を制した。

　宮澤は女子W杯で得点女王に輝き、マイナビ仙台レディースからマンチェスター・ユナイテッドWFCに移籍。当時はウィングやFWとしてプレーしていたが、今はボランチやインサイドハーフで主に起用されている。スペイン女子代表とW杯で対戦した時とは、プレースタイルも変わっているが、UEFA女子ユーロ本戦直前の相手にまたもゴールを奪うことができるのだろうか。