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ニルス・ニールセン監督が語った選考基準とは？

　日本サッカー協会（JFA）は17日、現地時間27日に行われるサッカースペイン女子代表戦と7月に開幕するEAFF E-1サッカー女子選手権に臨むなでしこジャパン（サッカー日本女子代表）のメンバーを発表した。今回のメンバーの選考基準はどのようなものだったのだろうか。ニルス・ニールセン監督がオンライン会見に臨んだ。

　パリ五輪以来の再戦となるスペイン女子代表との一戦では、長谷川唯や長野風花、熊谷紗希などの常連組を招集し、初選出はなし。選考に関して「基本的にはシーズン中でより動ける選手を基準に選びました。欧州でプレーしている選手はシーズンオフ中ですけど、いい仕事をしてくれるだろうと思い選んでいます。スペイン女子代表戦はもちろん勝ちにこだわってやっていきます」と話した。

　一方、E-1選手権では、高橋はなと石川璃音の代表常連組に加えて、市瀬千里、嶋田華、菅野奏音、樋渡百花、吉田莉胡、愛川陽菜、北村美羽、矢形海優、浜田芽来、大澤春花と10名が初招集を果たした。

　選考について「いかに、なでしこジャパンのスタイルにフィットするかというのを基準に選んでいます。今回もWEリーグの選手でもいいチャンスだと思いますし、どの選手も能力が高くて、チームにフィットすると思っていますので、あとはいかに勇敢に自分の強みを最高の形で見せてくれるかということを楽しみにしたいと思っています」とコメントしている。

　また、ニールセン監督は27日のスペイン女子代表戦を指揮した後、韓国でE-1選手権に臨む。初戦のチャイニーズ・タイペイ女子代表戦のスタメンについて「まだ決めていないのが正直なところです」と明かしつつ、「コンディションを見てから決めたいと思います。WEリーグも準備段階だと思うので、状況を見て考えたい。もちろん、ある程度はアイディアがありますが、多くの選手が複数ポジションできる。ただ、一つ言えるのは、私が指揮してから、選ばれている選手（常連組）にはチームを引っ張ってもらいたいと思っているので、よりスタメンで出るのではないかと考えています」とプランについて述べた。

　なでしこジャパンはスペイン女子代表戦を終えた後、7月9日のチャイニーズ・タイペイ女子代表、13日の韓国女子代表、16日の中国女子代表戦に臨む。

（取材、文・構成：折原亘）

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