19位：パチューカ（メキシコ）
監督：ハイメ・ロサーノ
24/25リーグ戦績：後期8位（11勝8分15敗）※前後期合算
戦力値：69（攻撃力12,守備力15,選手層12,勝負強さ16,采配力14）
理論的な指導で知られるハイメ・ロサーノ監督が5月末から率いており、特に守備は組織的にしっかりしている。メキシコ代表GKカルロス・モレーノが幅広い守備範囲とビッグセーブで盛り立て、身体能力の高いブラジリアンのDFエドゥアルド・バウエルマンがデュエルで競り勝てば、メキシコ代表DFアロンソ・アセベスが攻撃の起点になる。
若きプレーメーカーのエリアス・モンティエルはこの大会をきっかけに、大きな飛躍が期待される。中盤から後ろはメキシコ代表クラスの選手たちが支えるのとは対照的に、前線は強力な外国人部隊でゴールを仕留めるというのがパチューカの特色だ。
前線には欧州トップリーグでの経験も豊富なベネズエラ代表FWサロモン・ロンドンが君臨しており、左サイドを担うモロッコ代表FWウサマ・イドリシや、強さと巧さを併せ持つブラジル出身のジョン・ケネディから良質なラストパスが出てくれば、規格外のエースストライカーがゴールネットにシュートを突き刺す。
H組は優勝候補のレアル・マドリードを筆頭に、中東のタレント軍団アル・ヒラル、若い才能の宝庫であるオーストリアのザルツブルクとライバルはかなり強いが、守備が破綻せずに前線がうまく機能すれば、ベスト8ぐらいに躍進しても全く不思議ではない。
