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「期待していたものとは程遠かった」 浦和レッズ指揮官が悔んだ試合の入り方。序盤の失点は「精神面に非常に強い影響」

text by 編集部 photo by Getty Images

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マチェイ・スコルジャ
【写真:Getty Images】

マチェイ・スコルジャが立ち上がりを悔む

 浦和レッズは現地時間17日、FIFAクラブワールドカップ2025(CWC)グループE第1節でアルゼンチンのリーベル・プレートと対戦し、1-3で敗れた。試合後の会見に出席したマチェイ・スコルジャ監督が、重要な初戦で勝ち点を落とした一戦を振り返っている。

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 第1戦でアルゼンチンの強豪、リーベルと対戦した浦和。12分にファクンド・コリーディオにヘディングシュートを叩き込まれた浦和は、さらに後半立ち上がりにミスから失点し、2点を追う展開に。それでも、ボックス内でサミュエル・グスタフソンのパスを受けた金子がボックス内で相手DFに倒され、PKを獲得。これを松尾佑介がきっちり沈め、1点差に詰め寄る。 しかし、ボールを持つ時間を作り、やや浦和ペースに傾いていた中、73分にセットプレーから痛恨の失点。大事な初戦を1-3で落とした。

 スコルジャ監督は「残念な結果だ。我々が望んでいたような試合の入り方ができず、特に前半は主導権を握ることができなかった。そして、早い時間帯での失点は、チームの精神面に非常に強い影響を与えた」と話したうえで、「チームは多大な努力をし、素晴らしい仕事をしてくれた。しかし、今日の試合の入り方は、我々が期待していたものとは程遠かった。後半はより良いプレーができたが、今日の失点の仕方は良くないものだった」と立ち上がりの失点で大きくゲームプランが崩れた一戦を振り返った。

 また、フィニッシュやクロスの精度、クリアボールを確実に繋ぐ技術的な部分に加え、強度でもJリーグのレベルよりも高いレベルにあったリーベル。指揮官は「今日の対戦相手のレベルが非常に高かったことを覚えておく必要がある」とアルゼンチンの強豪の質の高さを認め、「特に攻撃面で非常によく組織されたチームであり、彼らのDNAには攻撃し続けることが刷り込まれていると思う。そのための素晴らしい選手を擁しており、今日の試合は難しいものになった」と述べた。

 それでも、ビルドアップから相手のプレスを剥がし、PK獲得までに至ったシーンは、指揮官の狙い通りだったという。

「我々はスペースを有効活用すること、素早くサイドチェンジすること、相手のストッパーの背後のスペースを突くことを想定していた」と攻撃面での狙いを明かし、「後半、いくつかの良い場面があった。例えば、ゾーン1(自陣守備ゾーン)からの良いビルドアップからのPKにつながったシーン。これは我々がやりたかったプレーの仕方だった」

 最後にスコルジャ監督は「私にとっても、アルゼンチンのチームとの初めての試合だったが、言い訳を探すつもりはない。この経験が報われることを望んでいる」と敗戦を無駄にしない意思を示した。

(取材:元川悦子、文・構成:編集部)

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【了】

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