なでしこジャパン・WEリーグ　最新ニュース

高橋はながWEリーグの大一番で見せた一撃

　なでしこジャパン（サッカー日本女子代表）は7月から開催されるEAFF E-1サッカー選手権2025に臨む。チャイニーズ・タイペイ、中国、韓国との対戦が予定されており、3大会連続5度目の優勝を目指す。E-1選手権のメンバーに選出されたDF高橋はなは、このチームを引っ張る活躍が期待される。

　常連組の高橋は、現地時間6月27日のサッカースペイン女子代表戦ではなく、東アジアの大会に臨む。WEリーグ組中心で構成されたメンバーの中、三菱重工浦和レッズレディースでチームメイトのDF石川璃音とともに、チームを牽引することとなるだろう。

　代表では、主にサイドバックやセンターバックで起用されている高橋だが、昨季のチームではFWとしてのプレーがほとんどだった。試合途中にポジションを代え、CBからCF、CFからCBでプレーするなど、チームにはなくてはならない存在である。

　昨季21試合で7ゴールを記録するも、3連覇の夢は叶わなかった。そんな高橋は、3月30日に行われたWEリーグ第16節のINAC神戸レオネッサ戦で圧巻のゴールを決めている。

　優勝争いを演じている2チームが対戦する重要な一戦。スコアレスで試合が進んでいくと、86分に決勝点が決まる。右サイドで高塚映奈のシュートがブロックされ、溢れるが、角田楓佳がダイレクトでクロスボールを供給する。これに高橋が頭で合わせて、ゴールネットを揺らした。

　勝利への執念が届いた決勝点。ゴール直後に喜びを爆発させ、スタジアムが沸いていた。なでしこジャパンDFは試合後に涙を流し、サポーターとともに勝利を分かち合った。