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去就はどうなる? まもなく契約満了を迎える海外日本人5人。今夏の動きに注目のサムライたち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF:ルシアン・リトバルスキー

ルシアン・リトバルスキー
【写真:Getty Images】

生年月日:2003年5月8日
所属クラブ:FCヴィクトリア1889ベルリン(ドイツ)
24/25リーグ戦成績:27試合1ゴール1アシスト
契約期間:2025年6月30日まで

 現在ドイツでプレーするルシアン・リトバルスキーは、元西ドイツ代表のピエール・リトバルスキーの息子である。父ピエールといえば、イタリアワールドカップで西ドイツ代表の優勝に貢献した名選手であり、ジェフユナイテッド市原(現ジェフユナイテッド千葉)やベガルタ仙台の前身であるブランメル仙台でもプレーした、日本になじみの深い人物である。

 ルシアンは、そんなピエールの血を受け継いだ日本とドイツのハーフであり、現在もサッカー日本代表でプレーする資格を有している。ルシアンは2019年から、父がコーチなどを務めていたウォルフスブルクの下部組織に所属し、U-17やU-19チームで攻撃的な中盤として起用されていた。

 アンダー世代で活躍していたルシアンは、2022年にドイツ2部リーグ所属のグロイター・フュルトでプロ契約を締結した。ただ、2024年にクラブを退団するまでトップチームでプレーすることは無く、セカンドチームで牙を研ぎ続ける日々が続いた。

 昨夏になると、ルシアンはヴィクトリア・1889ベルリンを新天地に選んだ。24/25シーズンは途中出場が多かったものの、リーグ戦27試合に出場している。

 ただ、このクラブも4部相当の所属であり、未だ日の目を浴びることは出来ていない。まだ22歳と伸びしろのある年齢ではあるが、今夏のフリー移籍先で結果を残せないと、今後のサッカー人生は不透明なものとなってしまうだろう。

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