3位:スポルティングCP(ポルトガル)

【写真:Getty Images】
市場価値:5億1100万ユーロ(約817.6億円)
上昇額:1億1800万ユーロ(約188.8億円)
3位には、リーガ・ポルトガルを制したスポルティングCPがランクインした。
2024/25シーズンは決して簡単な1年間ではなかった。ルベン・アモリム体制でリーグ戦開幕11連勝を達成したが、11月に同監督がマンチェスター・ユナイテッドに引き抜かれたことで体制の変更を余儀なくされた。一時は調子を落とした時期もあったが、最終的にはトロフィーを獲得している。
彼らの顔とも言える存在が、リーグ戦33試合で39得点を決めたヴィクトル・ギェケレシュだ。圧倒的な得点力を武器にゴールを重ねた一方で、市場価値の変動で見ると、9月1日からは1000万ユーロ(約16億円)しか上がっていない。今回のランキングにはあまり影響を与えていないのだ。
それよりも絶大なインパクトだったのが、2024/25シーズン開幕戦でトップチームデビューを飾ったジオバニー・クエンダである。彼は市場価値がない状況から最終的には4500万ユーロ(約72億円)までアップ。2026年夏のチェルシー移籍がすでに確定している。
他にもギョケレシュの後釜として期待されているデンマーク代表FWコンラッド・ハーダーや完全復活を遂げたフランシスコ・トリンコン、昨夏に加入したゼノ・デバストらも大幅アップを記録した。