2位:パリ・サンジェルマン(フランス)

【写真:Getty Images】
市場価値:10億6000万ユーロ(約1696億円)
上昇額:1億7600万ユーロ(約281.6億円)
2位には、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)初優勝を飾ったパリ・サンジェルマンがランクインした。
2024/25シーズンは、絶対的なエースだったキリアン・エンバペがチームを去った状況で開幕。その中で獲得した選手の平均年齢は21.6歳だ。すでに完成された大物選手を獲得する補強方針から、伸び盛りの若手を中心としたチームビルドへとシフトチェンジした。
これが結果的にCL制覇へと近づくものとなった。若い選手たちは物凄いペースで飛躍的に成長し、CL決勝で3ゴールに絡んだデジレ・ドゥエの市場価値は3000万ユーロ(約48億円)から9000万ユーロ(約144億円)に大幅アップ。シーズン途中に9000万ユーロのフヴィチャ・クヴァラツヘリアが加入したことも大きかった。
また印象的だったのが、ルイス・エンリケ監督にゼロトップとして新たな選手像を見出されたウスマン・デンベレの完全復活だ。2023/24シーズンはリーグ戦で3ゴールに留まっていた選手が、2024/25シーズンは21ゴールを記録。市場価値も6000万ユーロ(約96億円)から9000万ユーロまで上がった。