海外日本人選手 最新ニュース
今や20歳以下の若手選手に、高額な移籍金が支払われるケースは珍しくない。では、日本において最も高額な移籍金が支払われたのは誰なのか。今回は20歳以下の日本人選手に支払われた、歴代移籍金ランキングを紹介する。※スタッツや移籍情報はデータサイト『transfermarkt』を参照。金額が並んだ場合はサイトの表示に準拠する。
10位:後藤啓介(ごとう・けいすけ)
生年月日:2005年6月3日
移籍日:2025年1月7日(当時19歳)
移籍元:ジュビロ磐田
移籍先:アンデルレヒト(ベルギー)
移籍金:110万ユーロ(約1億7600万円)
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第10位には、ベルギーで奮闘するFW後藤啓介がランクインした。
次世代の日本代表ストライカーとしての期待が高まる後藤だが、彼の欧州挑戦はごく最近の出来事だ。今回のランキングにおいても、対象となった移籍が比較的新しい選手の一人である。
ジュビロ磐田の下部組織で育ち、高校3年生ながらトップチーム昇格を果たした後藤は、リーグ開幕戦のファジアーノ岡山戦で早くもデビュー。64分から出場すると、89分と92分に立て続けにゴールを奪い、高原直泰氏が保持していたクラブの最年少ゴール記録を塗り替えた。
その最大の武器は日本人離れしたフィジカルにある。身長191cmという恵まれた体格と抜群の攻撃センスを有しており、ダイナミックな動きでディフェンダーを手玉に取り、ゴールを強襲する。
底知れぬポテンシャルを秘めた怪物は、2023年冬にジュビロ磐田からレンタルでアンデルレヒトに加入。セカンドチームで結果を残し、2024年冬に完全移籍へと切り替わった。このとき、110万ユーロ(約1億7600万円)の移籍金が発生している。
今年1月に行われたベルギー・カップ準決勝第1戦のアントワープ戦でトップチームデビューを果たすと、同月26日に行われたリーグ戦第23節のメヘレン戦で初ゴールをマークした。最終的に今季は公式戦10試合3ゴールを記録している。
そんな後藤は先月20歳となったばかり。来季はどこまで得点数を伸ばせるだろうか。