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フォーカス 5か月前

破格!? 20歳以下の日本人、移籍金ランキング6〜10位。高い金額で引き抜かれたのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

9位:久保建英(くぼ・たけふさ)


【写真:Getty Images】

生年月日:2001年6月4日
移籍日:2021年1月8日(当時19歳)
移籍元:レアル・マドリード(スペイン)
移籍先:ヘタフェ(スペイン)※レンタル移籍
移籍金:125万ユーロ(約2億円)※レンタル料

 いまや久保建英は、日本代表の攻撃に欠かせない存在である。右サイドから、あるいは中央からリズムを生み出し、ときに理不尽とも言えるアイデアと自信に満ちた仕掛けで、自らゴールを奪うこともできるプレーヤーへと成長を遂げた。

 ただ、そんな久保も18歳でレアル・マドリードに完全移籍して以降、しばらくはそのポテンシャルを高く評価されながらも「安住の地」を見つけられない時期が続いた。

 同選手は2019年6月にスペインへ渡り、同年8月にはマジョルカへのレンタル移籍が発表された。2019/20シーズンのマジョルカでは攻撃を牽引する活躍を見せたものの、チームは低迷し2部降格が決定。翌20/21シーズンにはビジャレアルへのレンタル移籍を選んだが、チームとの相性が合わず、出場機会を求めて、わずか半年で退団することになった。

 そして、彼が次なるレンタル先として選んだのがヘタフェである。当時残留争いの渦中にあったこのクラブへ、125万ユーロ(約2億円)というレンタル料で渡った。この金額は、日本人選手としては破格であり、今回のランキングでは9位となっている。

 ヘタフェでは、第18節エルチェ戦にて64分から途中出場し、新天地でのデビューを飾る。その後、第37節レバンテ戦でゴールを決め、クラブの1部残留に貢献。最終的にはリーグ戦18試合に出場し、そのうち8試合で先発と、貴重な経験を積んでいる。

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