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フォーカス 5か月前

破格!? 20歳以下の日本人、移籍金ランキング6〜10位。高い金額で引き抜かれたのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

8位:久保建英(くぼ・たけふさ)


【写真:Getty Images】

生年月日:2001年6月4日
移籍日:2020年8月10日(当時19歳)
移籍元:レアル・マドリード(スペイン)
移籍先:ビジャレアル(スペイン)※レンタル移籍
移籍金:125万ユーロ(約2億円)※レンタル料

 第8位には、スペインの地でスターダムを駆け上がった久保建英がランクインを果たした。

 2019/20シーズンにスペインでのプロキャリアをスタートさせた久保は、所属していたレアル・マドリードからのレンタル移籍でマジョルカに加入した。チームは低迷し最終的に降格してしまうのだが、同選手はリーグ戦35試合に出場して4ゴール4アシストを記録する活躍を見せている。

 これが評価され、20/21シーズンからはビジャレアルへ武者修行に行くことに。このときレンタル料が発生し、ビジャレアルからレアル・マドリードに125万ユーロ(約2億円)が支払われたという。

 今回のランキングでは、久保はレンタル移籍に伴う「レンタル料」によって8位に入っている。他の若手日本人選手であれば、完全移籍に匹敵する金額が支払われており、若くして欧州屈指の名門クラブに所属することの偉大さ、そして久保への高い評価を示す一つの指標と言えるだろう。

 しかし、久保は大きな期待を受けて加入したものの、ウナイ・エメリ監督率いるチームでなかなか本領を発揮することができなかった。

 チームメイトとの連係や守備面でエメリの要求を満たすことができず、ライバルとの競争に苦しんだ。結果、ビジャレアルでは満足のいく出場機会を得られず、加入からわずか半年後の2021年1月に退団を決断している。

 最終的に半年間の在籍でリーグ戦の出場は13試合とまずまずの数字だったが、そのうち先発したのはたった2試合だった。

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