FW:オナイウ阿道(おないう・あど)

【写真:Getty Images】
生年月日:1995年11月8日
所属クラブ:オセール(フランス)
24/25リーグ戦成績:31試合4ゴール1アシスト
オナイウ阿道は、トップリーグの分厚い壁にまたしても跳ね返された。
2014年にジェフユナイテッド千葉でプロキャリアをスタートさせたオナイウは、2018年にはレノファ山口FCでJ2リーグ22ゴールを挙げてブレイク。その後、横浜F・マリノスでの活躍を経て、2021年夏にフランスのトゥールーズへ移籍した。
フランス1年目はリーグドゥ(2部)で10ゴールをマークし、昇格に貢献。翌シーズンのリーグアン(1部)では2ゴールにとどまり、結果を残せなかったが、2023年のオセール移籍後は、再び2部で15ゴールを挙げ、昇格に導いた。そして2024/25シーズンは、2度目のリーグアン挑戦となった。
開幕戦では先発出場を果たしたが、第2節のナント戦で不運な退場処分を受けて出場停止になると、その間に新戦力のトラオレが台頭し、以降は控えが定位置に。リーグ戦出場は31試合ながら、出場時間は計945分と限られ、成績も4ゴール1アシストにとどまった。
クリストフ・ペリシエ監督から一定の信頼を受け、途中出場で起用され続けたものの、結果だけを見れば物足りなさは否めない。
オセールに残留して3度目のリーグアン挑戦に懸ける道もあるが、2026年のFIFAワールドカップ(W杯)出場を目指すなら、より確実に出場機会を得られるクラブで結果を出す必要がある。
サッカー日本代表からは2021年9月の招集を最後に遠ざかっており、29歳という年齢を考えれば、今夏の去就はキャリアの岐路となるだろう。