DF:ジョン・テリー

【写真:Getty Images】
生年月日:1980年12月7日
主な在籍クラブ:チェルシー、アストン・ヴィラなど
イングランド代表歴:78試合6得点3アシスト
ジョン・テリーが最終ラインからチームを統率する姿はまさにキャプテンだった。彼はその卓越したキャプテンシーでチェルシーを世界に誇る強豪へと押し上げた張本人だ。プレミアリーグでも殿堂入りを果たしている。
ピッチ内での評判は素晴らしい。キャリアの晩年に、幼少期のアイドルだったスティーブ・ブルースの呼びかけで移籍したアストン・ヴィラでは、素行に問題を抱えていたジャック・グリーリッシュの成長にも一役買った。
その一方でピッチ外ではスキャンダルも多かった。代表的なのがチェルシーとイングランド代表で当時チームメイトだったウェイン・ブリッジの元恋人との不倫疑惑だろう。連日のようにタブロイド紙で報じられると、イングランド代表監督のファビオ・カペッロからイングランド代表の主将を外された。
その1年後にイングランド代表へと復帰を果たしたが、QPRとの試合で、代表のチームメイトであるリオ・ファーディナンドの弟であるアントン・ファーディナンドに対して人種差別発言を行ったとしてFAから処分を受けた。これによって4試合の出場停止処分を受けた。
テリーはスリーライオンズの主将としては、あるまじき2つの特大スキャンダルによってイングランド代表からの引退を発表した。