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サッカー日本代表、ホンコン・チャイナ代表戦予想スタメン全選手紹介&フォーメーション。初戦に挑むのは?【E-1選手権】

CB:植田直通

サッカー日本代表DF植田直通
【写真:編集部】

生年月日:1994年10月24日(30歳)
所属クラブ:鹿島アントラーズ
2025リーグ戦成績:23試合0得点
日本代表通算成績:16試合1得点

 現在30歳のベテランDF・植田直通が久しぶりにフル代表に帰ってきた。2022年3月以来の招集に、鹿島アントラーズの闘将は応えられるか。

 2023年1月にフランスから復帰して以来、今季の彼は最高のクオリティかもしれない。持ち前のフィジカルと空中戦に無類の強さを見せている。とりわけ凄みがあったのは、5月11日に行われた川崎フロンターレ戦(2-1で勝利)。データサイト『FotMob』によれば、クリア数「10」で両チームトップ。空中戦に至っては11回中10回で競り勝っており、勝率91%と驚異的な強度を誇った。

 A代表での経験という観点からも、植田は頼れる存在だろう。39歳の大ベテラン・長友佑都がキャップ数「142」でダントツ。鹿島の闘将はそれに次ぐ「16」だ。同選手は右のセンターバックに入ると見られるが、リーダーシップも求められるだろう。

 前回のE-1選手権では谷口彰悟(当時30歳)がキャプテンとしてチームを牽引したが、奇しくも現在の植田は同じ年。同程度のインパクトと質の高さを示せれば、海外組が合流したあともチームに名を連ねる可能性もあるかもしれない。

CB:荒木隼人

サッカー日本代表DF荒木隼人
【写真:編集部】

生年月日:1996年8月7日(28歳)
所属クラブ:サンフレッチェ広島
2025リーグ戦成績:23試合3ゴール2アシスト
日本代表通算成績:1試合0得点

 2025シーズンのJリーグで出色の守備アクションを見せているのが、サンフレッチェ広島の荒木隼人だ。センターバックを任されている同選手は、今季のここまでのリーグ戦全23試合でピッチに立ち、暫定5位のチームを最終ラインから支える。

 データサイト『Sofascore』によると、今シーズンのレーティングでは暫定「7.30」。この数字はチーム内トップの評価で、1試合あたりのクリア数も同様にチーム内1位の「6.7」をたたき出している。

 地上・空中ともに強度が高く、186cmとCBとしては際立ってサイズが大きい方ではないが、ヘディング時には相手のはるか上から叩きつけるシーンもしばしば見られる。5月11日に行われたアウェイ・ガンバ大阪戦が好例で、この日の荒木は空中戦10回のうち8回で競り勝っている。

 代表でも広島と同じく3バックの真ん中に入ると見られるが、持ち前の強さを発揮できるか。さらに、最終ラインで起用が見込まれる選手の中では、今回招集されたメンバーのうち植田直通に次ぐベテランだ。フィジカルの強度だけでなく、統率力にも期待したい。

CB:古賀太陽

サッカー日本代表DF古賀太陽
【写真:編集部】

生年月日:1998年10月28日(26歳)
所属クラブ:柏レイソル
2025リーグ戦成績:23試合0得点
日本代表通算成績:1試合0得点

 今シーズンも昨季に続き、ピッチ上でキャプテンマークを巻く機会が多い古賀太陽。柏レイソルを後方から支えるセンターバックは、高いビルドアップ能力を備えており、守備だけでなく攻撃面でもクオリティを発揮できる。

 データサイト『FotMob』によれば、今季の古賀の90分あたりのブロック数はチーム内トップ。加えて、90分あたりの正確なロングボール数でも2位の値を示している。これらの数字が示す通り、柏における古賀は攻守の両面で不可欠な存在だ。

 CBのビルドアップはもはや現代サッカーにおいて不可欠な要素のひとつだが、古賀がいることでその役割を期待することができる。それにより相手選手を引き付けられる場面も予想され、ボールを回せる能力は幾重にも味方に有利な状況を作ることができる。

 古賀のプレーは、フル代表であっても様々なポイントでチームの助けになるはずだ。

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