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中国女子代表戦はドロー決着
東アジアE-1サッカー選手権2025決勝大会 韓国の第3戦が16日に水原ワールドカップ競技場で行われ、なでしこジャパン(日本女子代表)は中国女子代表と対戦した。勝ち点4で並ぶ両チームの一戦は雨が降り続く中で行われ、互いに決定機を欠き、スコアレスドローに終わった。
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試合後、ニルス・ニールセン監督は「タフな試合だった」と振り返りつつも、選手たちの姿勢を高く評価した。
「試合終盤にゴールチャンスもあったので、勝てるチャンスはあったと思いますが、それができずに残念です。ただ、今回のチームは国際舞台の経験が少ない選手が多い中でも、GKを含め全員の選手が出場を経験できましたし、全ての選手のパフォーマンスには満足しています」
ニールセン監督にとって初のE-1選手権で、18人が代表キャリアのスタートを切る場となり、経験の浅い選手たちにとっては代表監督の下でプレーする貴重な機会となった。
後半には4バックから3バックに変更し、センターバックの高橋を前線へ移す攻撃的な策も試みた。ニールセン監督はその意図についてこう語る。
「得点を取りに行くということで、準備としてトレーニングで20分ほどこのフォーメーションを試しました。新しい選手が多い中、選手たちのサッカー理解力は非常に高く、短時間の準備でも十分にやれていたと思います」
また、サイドバックに攻撃的な選手を起用している意図については、日本のスタイルにおけるポジションの重要性を語った。
「日本のシステムではサイドバックにも攻撃力が求められるので、比較的攻撃力がある選手であればサイドバックができるのではないかということで、所属チームとは違うポジションを試している。
今大会では矢形海優や浜田芽来、山本柚月など、攻撃的な選手がサイドバックでプレー。「まだ試行錯誤の段階ではありますが、今日のようにチャンスも作ってくれたので、今後につながる良い材料を得られたと思います」と指揮官は一定の手応えを感じている。若きなでしこたちはこの試合を通して貴重な経験を積み上げた。
(取材・文:加藤健一【韓国】)
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