7位:ウォルバーハンプトン・ワンダラーズ(イングランド)

【写真:Getty Images】
総売却額:6000万ユーロ(約96億円)
7位には、6000万ユーロ(約96億円)の売却益を記録したウォルバーハンプトン・ワンダラーズがランクインした。ウェスト・ミッドランズに本拠地を構えるウルブスは、2選手をサウジアラビアのクラブに売却している。
この6000万ユーロのうち、90%以上の5500万ユーロ(約88億円)を占めているのが、2023年夏にアル・ヒラルへ完全移籍したポルトガル代表MFルベン・ネベスだ。
10代でポルトの主力に定着していた同選手は、ウルブスがチャンピオンシップ(イングランド2部相当)に所属していた2017年夏に加入。移籍1年目でプレミアリーグ昇格に大きく貢献すると、元イングランド代表DFコナー・コーディ退団後は主将としてチームを牽引した。通算253試合に出場した後にウルブスの歴代4位となる移籍金を残して退団している。
残りの500万ユーロ(約8億円)の移籍金を記録したのが、元ポルトガル代表MFダニエル・ポデンセである。身長170cmの小柄なアタッカーは2020年冬にウルブスと契約すると、背番号10を着用。絶対的なスタメンに定着していた期間は長くないが、ダービーで印象的なゴールを決めるなど、サポーターの記憶に残る選手だった。
オリンピアコスへのローン移籍から復帰した2024/25シーズンは、開幕直後に公式戦3試合に出場。しかし、すでに構想外に近い扱いだったこともあり移籍先を探し、9月2日にアル・シャバブへの完全移籍が発表された。