久保建英 最新ニュース

久保建英が加入すれば、味方の得点力も向上する？

　レアル・ソシエダに所属する24歳の日本代表MF久保建英を獲得するため、デイヴィッド・モイーズ監督が率いるエバートンが動いている。もし、同選手がチームに加わった場合、22歳のフランス人FWティエルノ・バリーがより活躍する可能性があると、英メディア『エバートンニュース』が24日に報じた。

　バリーは今年7月にビジャレアルからエバートンへ完全移籍した新戦力で、昨季は公式戦41試合で19得点4アシストを記録している。195cmの高身長センターフォワードであり、クロスが得意な選手と組み合わせることで、ヘディングからの得点が期待できるだろう。エバートンはバリーだけでなく、ボーンマスからアイルランド代表GKマーク・トラヴァースを獲得したり、CRフラメンゴからレンタル加入中のアルゼンチン代表MFカルロス・アルカラスを完全移籍へ移行させるなど着実に強化を図っている。

　同メディアは、エバートンの補強が上手くいけば、欧州大会出場の目標を達成することも決して不可能ではないと主張。それを実現させるには「やはり前線での生産性が鍵になる。その点で、バリーには即戦力としての活躍を期待したい。ただし、そのためには質の高いパス供給が不可欠だ。イリマン・エンディアイエやドワイト・マクニールといった良い選手たちがすでに周囲にいるが、攻撃力をさらに強化するために、あるターゲットの加入を成功させなければならない」との見解を示している。

　そのターゲットが久保であり、同メディアは「彼は味方へのクロス供給に非常に長けており、利き足である左足から多彩なボールを供給できる。スピード感あるクロスはもちろん、ライン裏へ絶妙に浮かせるテクニックも兼ね備えている。さらに、爆発的なタッチや鋭い加速力もあり、自らスペースを生み出してチャンスを作ることも可能だ。定期的にペナルティエリア内で好機を演出してくれる存在になるのは間違いない」と、太鼓判を押した。久保の味方を生かすプレーによって、バリーなど他の攻撃陣の得点力も向上するかもしれない。