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記憶から消したい…。レアル・マドリード、最悪の補強ランキング1~5位。大金を無駄にした男たち

シリーズ:最悪の補強ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

4位:ハメス・ロドリゲス(コロンビア代表)

レアル・マドリードのハメス・ロドリゲス
【写真:Getty Images】

生年月日:1991年7月12日
移籍金:7500万ユーロ(約120億円)
在籍期間:2014年夏~2020年夏
クラブ通算成績:125試合37得点42アシスト

 ハメス・ロドリゲスはレアル・マドリードが獲得した選手の中でも、期待との乖離が最も激しかった選手の1人といえるだろう。

 2013年夏にポルトからモナコへと加入したハメスは、加入1年目からリーグ戦34試合9得点13アシストを記録し、リーグアンのアシスト王になった。

 この活躍から、一気に欧州ビッグクラブの人気銘柄となった。この年のシーズンオフに行われたFIFAブラジルワールドカップ(W杯)では、大会得点王に輝く圧巻の活躍でコロンビア代表をベスト8まで押し上げた。

 この大会によって、ハメスは間違いなくスターとなった。

 マドリーはそのスター選手獲得に全力を注ぐ。ハメスは7500万ユーロ(約120億円)という移籍金で同クラブへと加入。この数字は、当時のサッカー界で4番目に高額なビッグディールであった。

 ハメスはその大きな期待に応えるように、加入1年目の14/15シーズンの公式戦で46試合17得点18アシストと結果を残している。

 2年目もそれ以上の活躍が期待された同選手だったが、道のりはそう甘くはなかった。カゼミーロの台頭によってポジション変更を強いられると、イスコとのスタメン争いに敗れ、途中出場が続くことに。

 当時、歴代でも屈指の黄金期を迎えていたマドリーだったが、ハメスはその割を食う形となってしまった。

 出場機会を求めた同選手は、2017年にスペインを離れ、バイエルン・ミュンヘンにレンタル移籍。バイエルンではクラブのリーグ連覇に貢献するなど、カルロ・アンチェロッティ監督のもとで躍動していた。

 しかし、2019年夏にマドリーへと帰還すると、やはりベンチ生活が続いた。結局、19/20シーズンはリーグ戦通して8試合しか出場することが出来ず、あえなく2020年夏にエバートンへと移籍している。

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