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エバートン、久保建英をリストアップ

　レアル・ソシエダに所属する24歳の日本代表MF久保建英に関しては、ホキン・アペリバイ会長がまだオファーを受け取っていないと発言したことで、移籍の可能性が薄まっていた。しかし、実際にはデイヴィッド・モイーズ監督が率いるエバートンが獲得に動いていると、移籍専門家のファブリツィオ・ロマーノ記者が30日に明かしている。

　久保は昨季公式戦52試合に出場し7得点4アシストを記録。ソシエダの主力選手としてプレーしており、来季以降の活躍も期待されている。ただ、今夏の移籍市場では、エバートンを含めて複数のクラブから関心を示されており、退団もあり得る状況になっていた。それでもアペリバイ会長が「色々な噂があるが、彼らに関して正式なオファーは一切届いていない」と語り、オファーの存在を完全否定したことで、不透明感が増している。

　そんな中、ロマーノ記者が「エバートンは、マリック・フォファナの最終的な決断を引き続き待っている。彼にとっての最優先は、チャンピオンズリーグでのプレーだ。一方で、エバートンのクラブ幹部は、今夏すでにオファーを断られたアサン・ディアオと、久保についても問い合わせを行っている」と述べ、少なくともエバートンが久保の獲得を真剣に考えていることを明かした。