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コラム 4か月前

リバプールに再び黄金期が来るのか。今夏に大型補強を続ける理由。まだまだ終わらない!? 消極的な昨季からの変化【コラム】

シリーズ:コラム text by 安洋一郎 photo by Getty Images,Syota sato

新シーズンのカギを握る右SBの起用法

リヴァプールのフリンポン
【写真:佐藤彰太】

 すでにプレシーズンマッチでは、本職のブラッドリーに加えて、昨季はトップ下で起用されていたソボスライも右SBで起用されている。

[4-2-3-1]から[3-2-5]に可変するのがベースとなる中で、右SBで出場した選手が偽SBとして中盤の一角に入るケースが多数。ただ、フリンポンのようなキャラクターの選手であれば、幅を取る役割を担う可能性があり、起用する選手によって戦術的な幅を持たせる可能性が高い。サラーとどのように併用するかも注目だ。

 新シーズンは右SBに与えるタスクの変化を含めて、オランダ人指揮官が目指すサッカーがより具体的なものとなってピッチ上に反映されるだろう。

 一方で、今夏だけで過去2年分のスカッド整理を行っているのも事実。選手の入れ替えが激しいことで、チームのバランスが崩れてしまう可能性もゼロではない。

 そのリスクを考慮してプレシーズンが本格的にスタートする前に多くの選手の獲得を決めているのは、フロントができる最大限のサポートだ。

 これだけ移籍市場で動けば、長期的に見ても今夏がリバプールにとってターニングポイントになることは確実だ。このビッグサマーを経て、スロットのチームがどのような進化を遂げるのだろうか。

(文:安洋一郎)

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【了】
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