9位:愛知工業大学名電高等学校

【写真:Getty Images】
偏差値:65
所在地:愛知県名古屋市
インターハイ出場:22大会ぶり2回目
実に22大会ぶりのインハイ出場を果たした愛知工業大学名電高等学校が、今回のランキングで9位に入った。
イチローをはじめ、山崎武司や工藤公康など、レジェンド級のプロ野球選手を多数輩出しているが、2024年度・第103回全国高等学校サッカー選手権大会に続いて、直近ではフットボールにおいても結果を出し続けている。
学習環境も整っており、普通科の中に様々な選択肢がある。特別進学・選抜コースは偏差値64~65とされており、入学試験合格へのハードルは高い。
2年次からは特進と選抜に分かれ、それぞれのカリキュラムを消化することになる。
また、同校の公式サイトによれば、普通科の進学率は98.8%と非常に高い数字を示しており、難関大学に進むケースも多い。2021年度からの3年間では、選抜コースの58名、特進コースの52名が国公立に進み、その中には京都大学を筆頭に最難関クラスが含まれる。
附属元の愛知工業大学へも独自の有利な進学制度があり、一定の出願要件を満たせば利用可能だ。
愛工大名電は今回のインハイで市立秋田商業高等学校を相手に1回戦で敗退。同じ東海・北信越地方の強豪である富山第一高等学校や四日市中央工業高等学校などに比べるとサッカー界における実績はまだ少ない。
それでも、同校は先に述べたように冬の選手権からの連続出場。愛知県では着実に力を伸ばしている。