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久保建英、たとえ残留しても…

　レアル・ソシエダに所属する24歳の日本代表MF久保建英に関しては、常に移籍の噂が渦巻いている。同選手の退団はチームにとって大きな痛手となるが、たとえ残留しても、昨季よりも厳しい状況の中で戦うことになると、英メディア『フットブーム』が4日に報じた。

　久保は昨季公式戦52試合に出場し7得点4アシストを記録。チームの主力として活躍しており、2029年6月まで契約を残していることから、このまま何も起きなければ来季以降もソシエダでプレーすることになる。しかし、イマノル・アルグアシル監督が退任し、スペイン代表MFマルティン・スビメンディがアーセナルへ移籍、モロッコ代表DFナイフ・アゲルドが去るなどチーム内では大きな変化が生じており、昨季11位に終わったメンバーよりも来季の戦力は劣るかもしれない。

　同メディアも「ただでさえ戦力に不安のあるチームが、さらに弱体化した。後任として就任したのは、トップレベルでの実績が乏しいセルヒオ・フランシスコ新監督。サポーターの間では、場当たり的な選択という不安の声が挙がっている」と、懸念を示した。同メディアは「ソシエダは深刻な状態にある」とし、「久保の移籍が実現すれば、クラブ改革の“第一のドミノ”となる可能性もあり、ソシエダの将来に暗雲が立ち込めている」と伝えている。