身動きが取れないラツィオにサポーターは…
「体調不良」とメディアによって伝えられ、スポーツディレクターのアンジェロ・ファビアーニも同行していた。
しかし、今回も、誤報であることが判明。クラブは、精密検査であることを公式発表し、選手が通常行うものよりも、“綿密な”ものであったと説明している。
実際、午後の練習では、サッリが通常通りにトレーニングを指揮。クラブ公式Instagramには、彼の写真とともに「ボスはホームに戻ってきた」とのメッセージが投稿された。
幸いにも、会長と監督の健康には問題はなかったが、ラツィオを巡る状況に対し、メディアが過敏になっている様子が見て取れる。毎年この時期になると、移籍報道が世間を賑わせ、サポーターたちは新シーズンに向けて「どんなチームが編成されるのだろうか」と期待を膨らませる。
だが、今夏の移籍市場に限っては、ラツィオは全く身動きが取れない。この状況にサポーターが激しい怒りを露わにしている。
7月15日には、ウルトラス「クルヴァ・ノルド」の呼びかけに応じ、約1万人のサポーターがローマ市内の中心、コッラード・リッチ広場に集結。フォーリ・インペリアーリ通りを行進しながら、ロティートに強い憤りを示した。中道右派政党「フォルツァ・イタリア」所属の上院議員でもあるロティートに対して、強いメッセージが掲げられている。