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記憶から消したい…。ミラン、最悪の補強ランキング1〜5位。期待を裏切ったのは?

1位:レオナルド・ボヌッチ(元イタリア代表)

ミランDFレオナルド・ボヌッチ
【写真:Getty Images】

生年月日:1987年5月1日
移籍金:4200万ユーロ(約67.2億円)
在籍期間:2017年夏~2018年夏
クラブ通算成績:51試合2得点1アシスト

 最悪の補強ランキングで不名誉のワースト1位に選出したのがレオナルド・ボヌッチだ。クラブ通算51試合に出場とある程度は戦力としてチームに貢献したと言えるが、その言動や態度はミラニスタの反感を買うものだった。

 2017年夏にミランは、ハカン・チャルハノールやフランク・ケシエをはじめとする大型補強を敢行する。その目玉がユベントスでセリエAの連覇に貢献していたボヌッチで、ライバルクラブのインテル出身ながら「ミランの栄光の歴史を今から散り戻す」と宣言して、主将としてシーズンインした。

 ところが、ミランではユベントスとイタリア代表でコンビを組み、補完性が抜群だったジョルジョ・キエッリーニの不在が大きく、期待されていたほどのパフォーマンスを発揮できなかった。

 ここまではミラニスタも許容できる範囲だったが、“最悪”と評した最大の理由が1年でのユベントスへの復帰希望だ。

 そもそもボヌッチは当時ユベントスを率いていたマッシミリアーノ・アッレグリ監督との確執で自らミランへの移籍を希望しての獲得だった。それが1年後に心変わりしての古巣への復帰志願は誰も納得しないだろう。

 結果的には当時ユベントスに在籍していたマッティア・カルダーラとの実質的なトレードの形で放出に。そのカルダーラが立て続けの怪我で公式戦3試合にしか出場できなかったことも含めて、ボヌッチをめぐる獲得は大きな遺恨が残る最悪だった。

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