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「信頼を失う審判の判定」Kリーグでの相次ぐ誤審に韓国メディアが苦言「警告が退場、退場が警告に」「肘打ちで退場がひっくり返る」

text by 編集部 photo by Getty Images

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浦項スティーラース

【写真:Getty Images】

相次ぐ判定の変更に不満

 韓国・Kリーグ1第26節、FC安養対浦項スティーラースの試合が15日に行われた。試合は0-1で安養が敗れている。韓国メディア『インターフットボール』は21日に、この試合で退場となった安養のDFクォン・ギョンウォンに対する判定について報じた。

 同メディアが注目したのは、クォン・ギョンウォンが相手選手に対して肘打ちをしたとして退場を命じられたシーンだ。「警告が退場に、退場が警告に。信頼を失う審判の判定」と前置きし、次のように述べている。

「注目を集めているのは、クォン・ギョンウォンとイ・ホジェに対する懲罰委員会の判断だ。クォン・ギョンウォンは、浦項戦の後半で肘を使ったことで退場となった。この判定がひっくり返ったのだ。大韓サッカー協会の審判委員会は、『相手選手の動きを妨害するために腕を広げる動作をとっているが、意図的に攻撃するための動きはなかった。顔面に当たった部位も、肘などの硬い部位ではなかった』と説明し、退場に伴う処分を取り消した」

 同メディアは、「一方で、イ・ホジェは同じように肘を使用したことで警告を受けた。しかし、事後的な処分で2試合出場停止となっている」と述べた上で、「警告を下さなければいけない状況で退場を命じ、退場処分とすべきシーンで警告とした。試合内で下した判定が事後的に変わってしまうとなると、審判に対する信頼が失われてしまう」と、Kリーグの審判に対して不満が高まっていることを伝えた。

 そして、「二つの状況で異なる判定が出た理由を説明し、審判に対する疑いを解消しようとした。しかし、両方の判断を覆してしまったことで信頼を失った」と、相次ぐ誤審と事後的な判定の変更に対して苦言を呈している。

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