2位:マヌエル・ノイアー(元ドイツ代表)

【写真:Getty Images】
生年月日:1986年3月27日
推定年俸:2100万ユーロ(約35.7億円)
24/25リーグ戦成績:22試合15失点
最新推定年俸ランキングで惜しくも2位となったのは、バイエルン・ミュンヘンの“象徴”であるマヌエル・ノイアーだ。
2011/12シーズンの加入以降、名門クラブに数々のタイトルをもたらした鉄壁の守護神は、推定年俸2100万ユーロ(約35.7億円)を受け取っている。
ノイアーは、近代フットボールのゴールキーパー(GK)像を形成した一人と言っても過言ではない選手である。
ペナルティーエリア外へ果敢に飛び出して最終ライン裏のリスクの芽を摘み取る守備範囲の広さと、ビルドアップの起点になれる足元の技術の高さは、この男のプレーの代名詞であると同時に、近年GKに求められる能力の代表的要素でもある。
39歳となった今も、バイエルン内でのノイアーの重要性は落ちていない。
現地時間8月22日に行われたブンデスリーガ第1節のRBライプツィヒ戦では、キャプテンマークを巻いて先発出場し、6-0と大勝したチームに大きく貢献。あらためて「バイエルンの最後尾にノイアーあり」を証明した。
2010年代から2020年代初頭にかけて、ノイアーは表彰台の一番上でトロフィーを掲げ続けてきた。ブンデスリーガ(12回)、DFBポカール(5回)、UEFAチャンピオンズリーグ(2回)、FIFAクラブワールドカップ(2回)と、獲得タイトルの多さはチームメイトの中でも群を抜いている。
ノイアーの神がかり的なセーブがなければ獲得に至らなかったタイトルは決して少なくない。現在に至るまでの貢献度を考えると、チーム内2番目に高額な給料を受け取っているのは当然の帰結である。