【写真:Getty Images】
FC町田ゼルビア中山雄太が攻守で躍動
FC町田ゼルビアは27日、天皇杯準々決勝で鹿島アントラーズと対戦し、3-0で完勝した。守備で安定感をもたらしたのがセンターバックで先発出場した中山雄太。クラブ史上初の4強入り、リーグ戦でも後半戦に入ってから負けなしと町田が好調を維持できている要因について語った。
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「きょうは自分が起点になろうかなって思ってた。攻撃の部分で言えばゲームコントロールできればなっていうふうに思いましたし、守備の面では(横浜F・)マリノス戦から全体的な反省でちょっとラインが低かったり、疲労もあったので、そこを見て試合展開がどうなるかなっていう感じで試合入りましたね」
その言葉通り、中山は攻守において躍動した。先制点となったコーナーキックは中山のシュートから得たものだった。守備では菊池流帆や岡村大八が不在の中、センターバック
の一角として、昌子源やドレシェヴィッチらとともにコミュニケーションをとりながら、的確にラインコントロールをした。
「そこは結構、意識していた部分もありますし、(昌子)源くんが真ん中で自分に合わせてやってくれたり、コミュニケーションする回数は90分通して、ない時間はなかったぐらい、本当にずっと声出してたので手応えもありました」
9月開幕のAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)、そしてリーグ終盤戦のタイトル争いも見据えてか、黒田剛監督は試行錯誤をしながらも新たな形を提示してみせた。
指揮官が言う「誰が出ても遜色なくやれる」という実感が今の町田の強さなのかもしれないが、中山自身は「勢いに乗ってるとも思ってないです。自分たちは毎日きのうの自分より上手くなりたいだったり、前回の試合に勝ってたとしてもその試合よりも良くしたいっていう思いでやり続けられてるのも良いと思いますし、そういった心持ちを持って、練習していくのをベース作りに黒田さんをはじめ作ってきた」と切り出し、こう続けた。
「チャンピオンになるかならないかは終わってみないとわからないですけど、チャンピオンになったときにふさわしい姿でいよう、ふさわしい集団でいようっていうのはよく言ってることなので、それが結果として今表れてきているのは当然というか。結果が出なくても振り返ったときにやるべきことをやってたから、それでも足りなかったからどうするかって話になればいいかなっていう思いでやってるので、特にびっくりすることではないと思うし、僕らは当然だろうと思って、もっと上手くなってこうと思ってやってる」
6月以降、公式戦で13試合負けなしと勢いは増すばかりだが、当の本人たちは目指すべきものに対してひたむきに向き合っているというだけのことなのかもしれない。
(取材・文:竹中愛美)
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