松尾佑介がチームに「言っていきたい」こと
「(相手のプレスで)ロングボールを使ったり、空いてるスペースを探さないといけないんですけど、うちのDF陣が、それができなかったので変なところでボールを奪われる回数が増えてしまった。空いてるスペースは裏にあるんですけど、相手と同じように使わない」
そして「ビルドアップのチョイスミスが多すぎるので相手に疑似カウンターみたいな良い形を作られる。受ける側もしんどくなり、良い時は裏と手前の使い分けができているんですけど、それができなくなる」と言うと、さらにこう続けた。
「僕たちのビルドアップは相手がプレッシャーをかけてくれると1つずつ剥がしていけるんですけど、相手に持たされたり、数的同数で勇気をもってプレスに来られる時に脆さを出すので、その改善は必要だと思います。僕自身も(チームに)言っていきたい」
次戦は中3日で明治安田J1リーグ第28節アルビレックス新潟戦となる。ダメージの残る黒星が続いたが、松尾を筆頭にチーム一丸となってこの悔しさをバネに負の連鎖を断ち切りたい。
「負けることもありますし、直ぐに試合が来るので前を向く良い機会です。連戦なので気持ちを切り替えて進んでいきたいと思います」
最下位に沈む相手だが浦和にとって真価の問われる一戦となることは間違いないはずだ。
(取材・文:石田達也)
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