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Jリーグ 3か月前

「そんなん関係ないわーって涼しい顔で」初瀬亮が見ていた遠藤保仁の姿勢。ガンバ大阪『第2章』、頭に浮かぶ高3のときの記憶【コラム】

シリーズ:コラム text by 高村美砂 photo by Getty Images

初瀬亮が見ていた遠藤保仁の背中

 そんな決意のもと、デビューを飾ったのは8月25日のJ1リーグ第27節・横浜FC戦だ。左サイドバックで先発した初瀬は、約3ヶ月ぶりの公式戦ながら周りとも好連携を示し、チーム全体のバランスを見ながら効果的に前線に顔を出した。

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「ピッチに立つ限り、久しぶりとか、コンディションがどうとか、合わせる時間が短いとか一切、関係ない。自分が何をできるか、だけ。

 それこそ僕が若い時に、ヤットさん(遠藤保仁コーチ)はよく試合に出られないくらいの痛みを抱えていても、日本代表から戻って間もない状況でも『痛いのなんて当たり前やから。ピッチに入ったらそんなん関係ないわー』って涼しい顔でピッチに立っていましたけど、結局、最後はそういうことやと思う。僕も、自分に言い訳を作らず、最初から全力で、出し切リます」
 

 試合前に話していた言葉が、そのままプレーで表現された63分間。出場時間については特にポヤトス監督からは伝えられていなかったらしく「パーソナルトレーニングも含め、コンディションづくりは結構頑張ってやっていたので、もうちょっといけたかも」とのこと。試合終盤はベンチから勝利を見届け「正直、自分なりに背負っているものもあったので、ホッとしています」と安堵の表情を浮かべた。

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