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Jリーグ 3か月前

実はアシスト数が寂しい? Jリーグ、チャンスクリエイト総数ランキング1~5位。ダントツの数字を叩き出したのは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

4位:乾貴士(いぬい・たかし)

乾貴士
【写真:Getty Images】

生年月日:1988年6月2日
所属クラブ:清水エスパルス
今季リーグ戦成績:27試合2得点1アシスト
チャンスクリエイト総数:54回

 4位には、清水エスパルスのベテランMFの乾貴士が名を連ねた。

 スペインやドイツ、日本代表でも活躍したテクニシャンの乾は、今季J1に復帰した清水エスパルスでもさすがの存在感を見せつけている。

 今季ここまでのJリーグでは、54回のチャンスクリエイトを記録。また、スルーパス成功数はリーグ1位の118回を記録し、相手守備を切り裂くラストパスの精度が光る。
 
 さらに、ミドルサードでのスプリント総数は152回とリーグ3位に入り、運動量と攻撃参加への意欲も数字に表れている。

 37歳の天才はJリーグ第18節のヴィッセル神戸戦で、トラップで股抜き→ラストパスで股抜きと2人連続股抜きを成功させる芸術的なアシストを記録し、IAIスタジアム日本平を沸かせた。

 清水の攻撃に「創造力」と「華」を与える存在である乾は、ボールを持った瞬間の“間”の取り方や、チーム全体を落ち着かせるテンポコントロールにも優れており、ゲームメイカーとしての存在感を発揮している。

 J1の舞台で37歳とは感じられない運動量で、圧倒的な魅力で観客を見惚れさせる天才は、残りのリーグ戦でどのようなテクニックを見せてくれるのか。

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