菅原由勢がいきなりフル出場
ヴェルダー・ブレーメンは現地時間30日、ブンデスリーガ第2節でバイエル・レバークーゼンと対戦。撃ち合いの末、3-3で引き分けた。この一戦では、26日にサウサンプトンからの期限付き移籍が決まったサッカー日本代表DF菅原由勢が先発デビュー。地元紙『Weser Kurier』からは、一定の評価が与えられている。
開幕戦では、日本代表MF堂安律を擁するアイントラハト・フランクフルト相手に1-4の大敗を喫し、黒星スタートとなったブレーメン。第2節ではレーバークーゼンをホームに迎え、退場者を出したものの、3-3で引き分けた。買取オプション付きのレンタルで加わった菅原はフル出場。右SBの位置で好守に存在感を発揮し、持ち味のクロスなどで好機を演出した。
同メディアは、25歳のSBに「3点」(※ドイツメディアの採点は1が最高、6が最低)を付与。寸評では、「加入から1週間も経たないうちにいきなり先発に名を連ね、落ち着きと安定感のあるプレーを披露した。攻撃にも積極的に絡み、いくつかの見事なスルーパスを通した。ただし2失点目の場面では、クロスを簡単に上げられてしまった。それでも全体的には良いデビュー戦だった」と綴っている。
なお、開幕戦からブレーメンのゴールマウスを守るGK長田澪(登録名はミオ・バックハウス)には「3.5点」が付けられ、以下のような寸評を記した。
「若きGKは、新たな正守護神としてホームデビューを果たした。序盤5分の失点はどうすることもできず、その後はほとんどゴールを脅かされる場面はなかったが、ロングボールにもしっかりと対応した。35分の至近距離からの決定的なシュートは防ぐことはできず。後半はしばらく出番がなかったものの、64分には(パトリック・)シックにPKで逆を突かれた。それ以外では目立った見せ場はあまりなかった」
ブレーメンの次節は代表ウィーク明けの9月14日、日本代表FW町野修斗が所属するボルシア・メンヘングラードバッハと敵地で対戦する。
