「『ありがとう』、そんな感じです(笑)」
また28分にはミドルシュートで追加点を狙い、40分にはシュートのこぼれ球を回収するとペナルティーエリア内で右足を振るがサイドネットとなる。
前線を広範囲に動き、ディフェンスの間で味方のパスを引き出しペナルティーエリアに走り込んで速いラストパスに合わせる。シュートの形も多彩で174センチながらも高い打点でのヘディングシュートや抜け出しからの流し込みなど冷静かつ、ワンプレー、ワンプレーの質が高い。
そして48分にはチームを勢いづける逆転ゴールの起点となった。クロスのこぼれ球を拾うと、正確なダイレクトパスでMFイサカ・ゼインへつなぐ。シュートはポストを叩いたが、再びイサカ・ゼインが押し込み、スコアを2-1とした。
2得点に絡んだカルリーニョス・ジュニオについて、椿は「相手ディフェンダーにとっては、いるだけで怖いと思う。常に脅威を与えられる選手だと思うので、もっとカルを生かすプレーや今日のようなアシストをしたいと思います」と話す。
ディフェンスリーダーのDF鳥海晃司は「前半を1-1で折り返せましたし、良いタイミングで獲ってくれたと思います。得点を獲ることに関してスペシャルなクオリティを持っているので『ありがとう』、そんな感じです(笑)」と表情を和らげながら答えた。